玄関とシロアリ

玄関からのシロアリ被害が増えています。タイル張りのお風呂場からユニット式のものが増え、床下構造がコンクリート張りになったことがひとつの要因となっています。

玄関の構造は、基本的に下記に示したようになっています。コンクリート張りの床下構造であっても、玄関部分の構造は、後から造られる場合が多くタイルの下地のコンクリートを後から流し込むため、打ち継ぎ部分に隙間生じてしまうことがあります。

玄関の基本的構造

玄関構造

玄関の基本的な構造です。タイルに覆われているので、その下はコンクリートで土が無いと思われがちですが、タイル下は厚いコンクリートではありません。ドア枠などコンクリート下の土と接してしまっている場合があります。

ドア枠

玄関ドアの枠木部分です。この部分は、構造上タイルに埋め込まれていることにより、シロアリ被害が出やすい場所にひとつです。

上がり框

上がり框も、シロアリ被害を受けやすい部分です。床下側に施された土留め部分からシロアリ侵入が起こります。
下記写真は、土留め部分です。最近の住宅では減っていますが、土留め部分が、平板やベニヤ板といった場合もあります。

土留め

古い造りの住宅では、このように平板による土留めを施しています。土留めは、玄関のたたき部分(靴を脱ぐところ)と床下の高さに違いがあるために設置しています。床下の方がたたき部分より低いため、タイル下の土が床下に落ち込まないように止めているのもです。

土留めのベニヤ

この土留め部分は土と接しているため、シロアリの被害を受けやすい場所となります。

土留めブロック

ブロックで施した土留めは、一見木材よりもシロアリ被害を受け難いように見えますが、ブロックはコンクリートと違い、ひとつひとつを重ねているため、シロアリが侵入出来る隙間が生じやすいのです。

土留め

たたき下のコンクリートが床下から確認出来ます。コンクリートの上に施されたベニヤ部分は、土を止める役目より、框下の縦方向のタイルを貼るための下地です。