床下構造と木材

在来工法の基本床下

床下の構造と部材名です。
床下が土の構造ですが、コンクリート敷きの建物でも基本的には同じ造りです。

木材について

木材は主に「セルロース」「ヘミセルロース」「リグニン」という3つの成分で構成されています。木材を鉄筋コンクリートに例えると、セルロースが鉄筋、リグニンがコンクリート、ヘミセルロースがそれをつなぐ針金の役割になります。リグニンには体を支える以外に木材を腐りにくくする役割もあり、木は長生きすることが出来ます。リグニンを取り除くと木材は分解しやすくなります。リグニンを取り除いて木材の細胞を解したものが、パルプという紙の原料になります。
シロアリは主にセルロースを栄養分としています。セルロースを含む物なら紙類やダンボールといった物まで食害します。

シロアリに食べられない木

結論から言うと住宅に使用されている木材で、シロアリに食べられないものはありません。一般的に言われる食べられにくい木や、製材した木のどの部分を使用しているかにより、シロアリに食べられなかった場合はあります。

木材の部位   心材は残っています

木には心材部分と辺材部分があります。心材部分の方が、辺材部分に比べると固く、含水率も低いです。心材を使ったからといって、シロアリに食害を受けないわけではありませんが、辺材よりは食われにくいということはあります。

集成材の多様化

集成材

写真右が集成材
住宅建築に集成材の利用が増えています。
・強度のばらつきが小さい
・通常の木材では得られない大きな断面で利用
・湾曲した形状のものを作れる
・乾燥による変形、割れなどの狂いが生じにくい
・杉などの間伐材や歪み易いカラマツなどを有効活用
上記のような利点があります

シロアリは年輪に沿って食害し、心材部分より辺材部分を好むため集成材に侵入した場合、年輪が一方向でないため進行方向が四方に広がることや、食害のスピードが早まることが考えられます。

集成材は床組材はもちろん、框土台・ドア枠・巾木など幅広く使用されています。見た目には表面をプリント加工されているため、表面的にはそれと分かりません。