シロアリ調査・点検

シロアリ調査はシロアリ被害の有無を確認するだけではなく、シロアリ駆除対策処理を施すために欠かすことは出来ません。

シロアリ駆除の場合、被害箇所・侵入経路・進行状態・コロニー(集団)の分散状態・羽アリの発生状況・建物の構造・土質などを確認しなければ、適切にシロアリ駆除対策処理は出来ません。シロアリ駆除対策処理を適切に行えば、必要以上にシロアリを怖がらなくても大丈夫です。

羽アリが出てしまった。シロアリを見つけてしまった。色々なケースでシロアリ調査に伺うと「調査点検はいらないからシロアリを駆除して欲しい」と言われることがあります。調査点検の目的は実際に状況を確認し、シロアリ駆除対策処理の方針を立てるのに不可欠なのです。

侵入経路・蟻道の作られ方・進行方向・被害範囲

侵入経路の特定は対策処理を施すためには大切なことです。どのように進行しているかも重要です。

床組材の状態・断熱材の状態

基礎断熱工法は勿論、壁内の断熱材に使用されている種類や、床板に施されている断熱材へのシロアリ侵入も確認しなければなりません。

土壌面の状態

土の床下でも状態は様々です。防湿ビニールが施されている場合もあります。土質や湿気状態。コンクリートの場合はひび割れや隙間の確認が必要です。

シロアリが食害箇所に生息しているか

被害箇所のシロアリ生息状況を確認することは、生息数、生息しているシロアリの階級(兵蟻、職蟻など)により、コロニー(巣)の規模やある程度位置を知るうえで重要なことです。

穿孔処理の必要性・床組材の耐久強度・食害箇所の木材の太さ

穿孔処理が必要な場合、木材の太さや強度を確認し、穿孔の深さや空ける穴の大きさを検討します。

シロアリ調査方法

床下に入る場所

特別な建物構造でなければ床下点検は可能です。増改築により確認できない場合もあります。

収納庫より調査     畳を上げ床板より調査
台所や脱衣場の収納庫       和室の畳の下

特別な建物構造でなければ床下点検は可能です。増改築により確認できない場合もあります。

建物の周囲:ぬれ縁・植木などの杭・廃材・木製の物等の状態

植木の杭の調査  ガーデニング・木製品の調査  

シロアリ発見 根元付近の土の中には、シロアリの生息が確認出来ます。

蟻道が作られている場合は、崩してシロアリが生息しているか確認します。ガーデニングの木製の杭にシロアリが生息しています。健全な土壌だからシロアリが生息しているのです。

注意:建物の敷地内やその近くでのシロアリ生息状況を判断するための確認です。庭や杭、木製の物にシロアリが生息している場合でも、建物自体にどの位接しているかが重要です。シロアリが建物を目指す訳ではありません。

万が一建物に影響を与えないように維持管理することが重要になります。建物が建っている場所、地域において、シロアリ生息状況がどのようなものかの指標です。

室内:風呂場・玄関・勝手口・床板・壁などの状態

床板がブカブカする、変な穴が開いているなど注意してください。玄関・風呂場・勝手口のドア柱や、巾木、玄関の上がり框など被害が分かりやすいです。

ドア枠被害     幅木被害

穴が開いている周りには土が付いている事があります。変色はシロアリが運び込んだ湿った土の影響と考えられます。触ってみると柔らかい感じがします。

床下:蟻道・蟻土・木くずゴミなどの有無及び食害

蟻道の確認     床下状態の確認
束柱の蟻道            落ちてしまった断熱材

ご自身で床下入られる場合は決して無理はしないで下さい。家族の方などが居る時にした方が、万が一の時に良いでしょう。

シロアリは空気の流れ(風)や光、振動を嫌うため、蟻道(トンネル状の道)を作り移動します。束柱や基礎のコーナー部分によくみられます。ゴミや木くずなどの下側にシロアリが生息している場合もあります。

その他:風呂場・台所・トイレなどの水漏れや腐れの状態

配管水漏れ     腐れの確認
配管からの水漏れ          風呂場の腐れ

水漏れや腐れには必ず原因が有ります。給水管からの水漏れの場合、水道料金が急に高くなり一つの目安となります。シロアリは腐りきってしまった木は食害しません。

注意:原因が分からないのに、換気扇や調湿剤を施すことは無意味です。