クロアリについて

庭などで見かけるアリですが、よく見ると大きさや色など様々なものが生息しています。黒くて大きいものや、赤茶色の小さなものなどです。一見同じような色でも、虫眼鏡でよく見ると微妙な違いがあります。種類が異なるのです。アリ類は日本では200種以上の生息があります。

羽をつけて飛ぶ時期も、4月~11月と種類により異なります。羽をつけて飛ぶ行為は、「結婚飛行」と呼ばれ、交尾することを目的としています。夕方などには、街灯や電球などに集まります。

名前羽アリの時期特徴
クロオオアリ5~6月頃光沢のある黒い体で、比較的大きな体である
ムネアカオオアリ5~6月頃山間部に多く、胸部分が鮮やかな赤色である
ルリアリ6月頃パソコンなどに侵入し故障を引き起こすこともある
トビイロケアリ7~8月頃室内の腐朽部やシロアリ食害痕に営巣することがある
クロクサアリ7~8月頃アブラムシの出す甘露に集まる
クサアリモドキ7~8月頃床下など室内に大きなアリ塚を作ることもある
ヒメアリ8月頃尻が黒く、体は黄色から黄褐色で小さい
サクラアリ10~11月頃褐色の小さな体で、集団で侵入することがある

クロアリも蟻道を形成します

クロアリ蟻道     グロアリ蟻土

クロアリもシロアリ同様に蟻道を作ります。シロアリの蟻道との違いは、触ってみると軟らかくすぐに崩れてしまいます。建物の周囲や庭などに作られている場合には、シロアリの蟻道と間違わないようにして下さい。

腐れとクロアリ     クロアリとシロアリの見分けが大切

床下でのクロアリの蟻道です。このように条件が整ってしまうと、床下や壁内部にクロアリが営巣してしまいます。一番の生息条件は、木材の湿気や腐れです。

クロアリのタマゴ
クロアリのタマゴです。植木鉢やブロック・敷石の下などでよく見られます。

逃げるシロアリ

シロアリ対クロアリではクロアリが圧勝です。
裸(蟻道・蟻土に守られていない)のシロアリはクロアリの餌となってしまいます。

大きさは1cm

山間部などでよく見られる、オオアリです。庭先で見かけるアリの3倍近い大きさです。別荘地の床下で、床板と発泡系の断熱材の間に、無数に入り込んでいました。

家屋内に入り込む場合

クロアリが家屋内で徘徊している原因として、考えられることはいくつかあります。最近の相談のなかで、多かった二つの原因を紹介します。

建物内部(床下や壁の中)に巣を作ってしまった場合

雨漏りやお風呂場などの水漏れにより、床下や壁内部の木部材が腐っている場合、その部分に入り込み巣を形成してしまうことがあります。長期間クロアリが室内で徘徊している、毎年同じ時期に数多く徘徊する場合などは、建物内に入り込んでいる可能性があります。

一過性の原因により一時的に侵入した場合

食べ物がない場所での徘徊には、一過性の原因が考えられます。侵入が見られた前日などに、大雨が降ったことにより巣の水没から逃れるために、徘徊したものがまぎれ込んでしまう場合です。この場合数日のうちに自然に居なくなる場合が多いです。